1 on 1によるワーク・エンゲージメントの効果とジョブアサインメント
~1 on 1で本当に効果が出ていますか?~
*第3弾のレポート概要
現内閣の最重要課題である「働き方改革関連法」が、2019年4月 に施行となり、長時間労働の是正、多様な働き方の推進など、労働者を取り巻く環境は大きく変化を求められています。変化に対応し、各々が適材適所で生産性を高め、組織としての目標を達成するためには本質的な働き方改革を行っていく必要があります。マネージャはこれまで以上に労働者との信頼関係を築き、労働者個々人の志向性や価値観を理解できるようになっていかなくてはなりません。
本レポートでは、「マネージャが適切なジョブアサインメントを実施するにあたって、効果的に1 on 1を活用するためにはどうしたらよいか」に着目し、「1 on 1にはどういった効果があるのか」、「効果を出すためには具体的にどういった場面で活用するとよいのか」などを、定量的な調査結果をもとに明らかにしていきます。
本レポートを含む「働き方改革研究センター調査レポート2019」では、推進する人材」を育成する「組織×人材マネジメント」ストーリーにおける各マネジメントシーンにおいて、マネージャが適切なジョブアサインや1 on 1を実施したことにより、労働時間の減少や組織の利益、ワーク・エンゲージメント、幸福度、モチベーション等の10のKPIに効果が表れたのか、について「CSP2019」の分析結果を基に検証していきます。
第1弾として、調査発表セミナーでの伊藤センター長の発表内容から、「働き方改革を推進する人材」のワーク・エンゲージメントを変化させる10の階段(リフレクション階段とメンタル不良階段)について検証していきます。